黒人音楽のルーツを訪ねて


~ Blues の Memphis と Jazz の New Orlenas ~

02.Fort Work(フォートワース)

 小松を12月12日(金)の朝1便で立ち、羽田からリムジンバスに乗って成田に着きました。ダラス/フォートワースへ向うアメリカン航空の便は昼頃に成田を出発し、11時間程の飛行時間でダラス/フォートワース国際空港に到着します。時差があるので着いた時間も12月12日(金)の朝でした。何だかちょっぴり得した気持ちになります。

 ところが空港で待っているはずの娘がいません。娘の携帯電話に連絡を取りたい所ですが、

 ・公衆電話が空港内に見当たりません。
 ・私も夫も25セントコインを持っていません。
 ・公衆電話の掛け方も知りません。
 ・誰かに聞きたくても二人とも英会話ができません。

といった状況なので、迷子にでもなった心境で娘が現れるのを心細く待っていました。
 30分程経った頃に「お待たせ!」とのんきな顔で娘が現れました。(でも、私たちにとっては『地獄に仏』と言った心境です。)

 娘は自分が運転しやすい小さ目のレンタカーを予約してあったのですが、夫がゆったりした大き目の車の方が長距離ドライブでも疲れないと言い出し、クライスラーのコンコルドに変更しました。(柔らかい本革シートで本当に乗り心地の良い車でした。) 

 ダラス/フォートワース国際空港はダラスという都市とフォートワースという都市の中間にある空港なので、両方の都市の名前を取ってダラス/フォートワース国際空港と言うらしいのです。
(ダラスはケネディ大統領が暗殺された場所として有名ですが、実際は工業都市でケネディ大統領が暗殺された場所以外に観光地はほとんどありません。一方フォートワースのストックヤードはカウボーイの街で、テンガロンハットとブーツを履いたカウボーイが活躍する、古き良きテキサスにタイムスリップできる街だと言います。)

 ダラス/フォートワース国際空港はアメリカでも一番敷地が広い空港で、走っても、走っても、空港の敷地内でした。やっと空港の敷地を抜けたので、フォートワースのストックヤードに向いました。

 ストックヤードに着く頃には雨が降っていました。12月なので観たいと思っていたロディオは開催されていません。6,000名収容できるらしいナイトクラブのビリー・ボブス・テキサスでテキサス名物のダンス「ホンキートンク」も観たいと思っていましたが、これも昼間だったので誰もいません。

 仕方がないのでストックヤード内を見物し、昼食を食べにPIZZA店に入りました。その店はサービスとして自家製のパンを出してくれたのですが、そのパンがおいしくてPIZZAが焼けるのを待つ間にパンだけでお腹が一杯になってしまい、焼けたPIZZAはほとんどテイクアウトするはめになってしまいました。(テイクアウトしたPIZZAも大きくて、ウチタフォルズでの2日分の朝食になりました。)

 暗くなる前に娘のアパートのあるウチタフォルズに着きたかったので、早めにフォートワースを出発しました。

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